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ぎっくり腰の症状・原因6つと対処法を鍼灸師が解説

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これってぎっくり腰なんですかね?

中野/柔整・鍼灸

はい、ぎっくり腰ですね

初めてぎっくり腰になった方は、ぎっくり腰ってどんな症状なの?と疑問に思うことも多いです。

もともと腰は痛いけど、ぎっくり腰の症状とどう違うのか、ぎっくり腰だったら痛みはどう変化するのかなど、この記事で確かめてみてください。

筆者プロフィール
 鍼灸師・柔道整復師
 中野 妥昭(なかの やすあき)

柔道整復師取得後、整形外科に勤務。整骨院開業後は国民体育大会(競泳競技)にトレーナー帯同。自身も競泳で腰や膝を痛めて、リハビリに通院していたことから治療院に興味を持つ。未だに左膝は悪く、自分の体で実験をしながら、良いものを患者さんにフィードバックしています。
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ぎっくり腰の症状

ぎっくり腰になると、、、

  • 朝起きると突然立ち上がるのが辛いほど腰に激痛が
  • 腰が痛くて動けない
  • くしゃみをした時にグキッとなった
  • 車の振動が辛いほどのぎっくり腰
  • 季節の変わり目などにぎっくり腰を繰り返す
  • 普段から慢性的に腰痛で年に2回くらいひやっとすることがある

など、じっとしていれば(安静時は)落ち着くけど、何か動作をする時に激痛が走る、それがぎっくり腰の症状です。

じっとしてても激痛が治まらない場合は、一度病院でレントゲンなどの検査が必要かもしれません。

ぎっくり腰の痛みの変化

ぎっくり腰の痛みは、24〜48時間で痛みがピークに達します。

ですので、ぎっくり腰になって1〜2日は何をしても痛みが変わらない可能性があります。

しかし、最近のデータでは安静にしているよりも、日常生活の動作はおこなった方が良いとも言われていますので、動ける範囲では動いておきましょう。

ぎっくり腰の原因

  1. 筋肉の緊張
  2. 寒湿タイプ
  3. 湿熱タイプ
  4. 瘀血タイプ
  5. 気滞タイプ
  6. 気滞血瘀タイプ

2〜6は東洋医学的な原因で、ちょっと戸惑うかもしれませんが、難しくないので、ご自身の体と照らし合わせて読んでみてください(6は4+5の合わさった体質)。

1 | 筋肉の緊張が原因

腰痛の原因となる筋肉


ぎっくり腰になる方は、背骨と股関節で、つながっている太い筋肉(腸腰筋)が、こり固まっています。

「こり」が左右で違うため、立ち上がる時や体をねじった時に、背骨に不自然な回旋(ねじれ)が生まれ、ぎっくり腰になってしまいます。

重たい物を持つときよりは、靴下をはく・くしゃみをする・床のゴミをとる寝返りをうつといった簡単な動作でぎっくり腰になってしまうことが多いです。

この腸腰筋という背骨の奥深くにある筋肉は、手(マッサージなど)では触れません。

鍼灸アプローチで局所や遠隔への施術が必要不可欠です。

また股関節の硬さは、肩甲骨の間の背骨(上部胸椎)の硬さが影響しています。

つまり、背骨全体が硬くなってしまうことで、体にしなりや遊びがなくなり、ねじれが起こりやすくなってしまうため、ぎっくり腰になってしまうのです。

対処法

  • 普段から姿勢に注意する
  • すでにぎっくり腰の人はストレッチは厳禁

参考記事▶︎ぎっくり腰直後は安静にした方がいい?ストレッチしても良い?

2 | 寒湿タイプのぎっくり腰

  • 体が冷えている(特に手足)
  • 横になっても痛みがおさまらない
  • 雨や寒い時に痛みがひどくなる
  • 温めると楽

普段から体が冷えていて、寒さに弱い方は冬の時期、雨に濡れたりすると、ぎっくり腰が再発しやすいです。

対処法

  • 体を冷やさないように
  • 足首のお灸やレッグウォーマーなどを活用。
  • 夏場もエアコンの風が直接当たらないようにする

3 | 湿熱タイプのぎっくり腰

  • 腰が重く感じる
  • 腰に熱があるように感じる(ほてる)
  • 長時間座ると痛みが増す
  • 雨や暑い時期に再発する
  • 動くと少し楽

梅雨時期にぎっくり腰になりやすい方は、この湿熱タイプです。寒湿タイプも同じですが、体に湿気が貯まらない(むくまない)ように対策します。

対処法

  • 暴飲暴食など注意
  • 運動をする
  • お灸をする(やけどしやすいので注意)

4 | 瘀血(おけつ)タイプのぎっくり腰

  • 刺すように痛い
  • 押すと痛い
  • 痛くて動けいない
  • 車の振動が辛い
  • 女性の場合、生理痛がひどい

瘀血とは、簡単に言えば血の塊です。女性は経血に塊が混じる方です。

男性は舌の色が紫のことがあるので、確認してみてください。

瘀血ができる理由はさまざまありますので、特徴はもっと書けるのですが、キリがないので割愛しています。

ぎっくり腰の痛みが鋭く局所の方は、とにかく瘀血タイプなので、瘀血の除去が必要です。

対処法

  • 胃腸を整えておく
  • お灸をする
  • 生理痛が酷い人は日頃から鍼灸治療を

5 | 気滞タイプのぎっくり腰

  • 痛みに波がある
  • くしゃみ、咳で痛みが増す

気滞とはエネルギーの滞りです。ぎっくり腰の特徴は上記の通りですが、気滞があると普段からイライラしやすかったり、ノドが使える、ガスが溜まりやすいなどの特徴があります。

瘀血になる理由は様々と書きましたが、気が滞ることで血も滞り、瘀血(血の塊)ができるものを気滞血瘀(きたいけつお)と言います。

対処法

  • リラックスする時間を作る
  • イライラしやすい人はアンガーマネジメントを

6 | 気滞血瘀(きたいけつお)タイプのぎっくり腰


瘀血のぎっくり腰で書いたような特徴的痛みに、次の痛みが合わさります。

  • 突っ張った痛み
  • 刺すような痛み
  • 痛くて動かせない

生理痛が酷かったり、イライラしやすい人は注意が必要です。

対処法

  • リラックスする時間を作る
  • イライラしやすい人はアンガーマネジメントを
  • 早めに鍼灸治療を受ける

参考記事イライラ・怒りを感じるメカニズムと対策 | 東洋医学では肝気の不調

ぎっくり腰、なぜクセになるの?

腰痛の原因
  1. 筋肉の緊張タイプ
  2. 寒湿タイプ
  3. 湿熱タイプ
  4. 瘀血タイプ
  5. 気滞タイプ
  6. 気滞血瘀タイプ

2〜6は東洋医学的な原因で、ちょっと戸惑ったかもしれませんね(6は4+5の合わさった体質)。

筋肉の緊張のバランスが悪かったり、東洋医学的な体質(肝脾の不調和)が残っていれば、ぎっくり腰を繰り返したり、ぎっくり腰の痛みが消えにくいです。

痛みがおさまっても、体の状態が良くなっていないため、ぎっくり腰を繰り返してしまうのです。

決して癖になっているわけではなく、ぎっくり腰の原因が残っているから、繰り返しているだけです。

繰り返さないように体質から変えていくことで、再発を予防できます。

ですが、まずは痛みを早期におさえることが先です。

ぎっくり腰には冷湿布?温湿布?

ぎっくり腰直後3日間くらいは、冷やすことが基本ですが、最近ではぎっくり腰のような急性腰痛でも温めることが良いと言われています。

ただし、これはまだ研究段階ですので、痛みが強い間は冷やすと覚えておいてください。

同じ理由で湿布も冷湿布で構いませんが、冷湿布は痛みを抑える成分が冷っとするだけで、冷やしているわけではありません。

冷えを感じないような湿布でも問題ありませんので、用法を守ってお使いください。

詳細記事▶︎ぎっくり腰・腰痛は冷やす?温める?湿布の安全な使い方も解説

3日以上経っても良くなる兆しがないぎっくり腰は今すぐご連絡を

ぎっくり腰直後に鍼灸治療などをおこなっても、あまり変化がないことがありますが、3日以上経っても、痛みに変化がない場合は、すぐにご相談ください。

3日を待たずにご連絡いただいても良いので、まずは状況をご相談ください。

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ぎっくり腰の施術について

ぎっくり腰の施術方針

単に痛みをとるだけの施術はしません
・あなたにとって最善の施術を提案・提供します
・再発防止のために必要なことまでおこないます

以上の方針から「ぎっくり腰の痛みで歩けない」などの初期症状が緩和しても、継続的な施術をおすすめしています。

もちろん、無理に通わせたりしませんので、ご安心ください。

ぎっくり腰の専門家として施術いたします。

福澤(鍼灸師)
井本(鍼灸師)

3年間、病気や体の構造を学び、国家試験を取得した鍼灸師が担当します。

東洋医学的な検査の結果、自分たちの範囲でないと判断した場合は、すみやかに他の医療機関へ紹介状をお渡しします。

ぎっくり腰の鍼灸施術って何するの?

片足のしびれを鍼灸

鎮痛と筋肉を緩める効果を期待して、腰にした鍼に電気を流したりします。

うつ伏せや仰向けが難しい場合は、横向きでも施術は可能です。

横になると立ち上がれるか不安な場合は、座ったままでもできますので、おっしゃってください。

なお鍼をするのが怖い・電気を流すのに抵抗があるなどありましたら、気軽にお申し付けください。

通院の目安

  1. ぎっくり腰初期は週3〜4回を2週間ほど動作時の痛み改善がねらい)
  2. 3週目からは違和感の除去のため、週2回ほど2週間ほど
  3. 再発防止のため週1回を2ヶ月〜

極端なことを言えば、鍼灸施術を受けなくても、痛みだけなら2週間あれば、それなりに改善します。

ですから、大切なのは2番の違和感の除去(一番再発しやすい時期)と、3番の再発防止です。

残った腰の痛みは局所の問題だけでなく、神経・筋肉・骨格(姿勢)バランス、体質の乱れから起こります。

それらを整え、再発防止も兼ねて施術が必要です。

北九州市のぎっくり腰の施術料金

ぎっくり腰の鍼灸
4,400円
北九州国民健康保険の方*
2,750円
初回検査料
1,460円

*この助成を受けるには受療証・保険証(国保)・印鑑が必要です。まずはお住まい(北九州市)の区の区役所【国保年金課】にて受療証を取得してください(郵送での申請可)

ぎっくり腰はご相談ください

ぎっくり腰の症状や原因、また痛みの経過がどれくらいなのか、お分かりいただけたかと思います。

ぎっくり腰を放っておくと、2週間と長引いてしまいますし、慢性的な腰痛やぎっくり腰を繰り返してしまいます。

1つでも当てはまるもあのがあれば、今すぐご連絡ください。

ご予約・お問い合わせはこちら

場所:福岡県北九州市小倉北区魚町2丁目2−17 ファースト Bビル 5階

施術を受けたい方は、予約が必要です。下記、電話・LINE・オンライン予約のいずれかからご連絡ください。

施術は、複数回必要なことが多いです。1ヶ月ほどの予定を確認いただくと、2回目以降の施術も効果的でスムーズに行えます。また、平日の男性鍼灸師のによる施術は限られております。ご希望の方はお早めにご連絡ください。

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