美容鍼ってシワにも効果ありますか?
はい!と言いたいところですが、一般的な美容鍼ではシワへの効果が実感しづらいです。でも安心してください。たくさん鍼をすることで美容鍼でもシワへの効果を実感いただけます。
ただ、顔だけの美容鍼だったり、セルフケアができないと難しいので、セルフケアも含めてお話ししますね。
筆者プロフィール
鍼灸師
福澤 はるか(ふくざわ はるか)
現在。薬膳や風水などを施術に取り入れながら鍼灸施術をおこなっている。
関東でエステティックに従事(支店長も経験)。父の病気を機に福岡に→北九州でリラクゼーションサロンに勤務しながら鍼灸師取得→Living開業後、結婚・出産を経験。自身も美容に関して日々、色々と試しながら良かったものをご提案しております。
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美容鍼とは?
鍼(はり)治療を現代の美容ケアに応用したものを美容鍼と呼びます。
根本的な健康維持だけでなく、美容効果を期待しています。
東洋医学では、顔は体の鏡と言われます。目や舌、肌質、ニキビなどの吹き出物などから適切な美容鍼をおこないます。
スキンケアやアンチエイジングだけでなく、リラックスの時間といった観点からも鍼灸院Livingの美容鍼は、北九州小倉北区の女性に支持されています。
美容鍼の基本的な仕組み
鍼灸院Livingの美容鍼は、まず体の治療から始めます。これは体の不調が顔に現れるという鍼灸治療の基本的な考え方があるからです。
また背中の凝りなどは、顔の血流にも影響があるため、首肩周りの血液循環を整え、栄養を供給する狙いもあります。
顔への鍼は主に表情筋の硬さを取ることが目的です。
表情筋の硬さは顔のシワの原因となります。
よく眉間にシワがくっきり刻まれていることがあり、気になる方も多いかと思いますが、眉間のシワは皺眉筋(すうびきん)、鼻根筋(びこんきん)、眉毛下制筋(びもうかせいきん)の作用です。
またコラーゲンやエラスチンの生成を促すためにも美容鍼はおこなわれます。
この効果を促すには美容鍼の本数を増やす必要があるため、一般的な美容鍼はでは難しい場合があります。
いずれにしても、美容鍼は美容効果だけでなく、全体的な体調にもアプローチするため、体全体の健康を維持しようという意識の高い人々に求められています。
美容鍼の効果
多くの方が気になるのは、顔のシワやたるみ、くすみなどの改善です。
顔周りに鍼をすると、単純に血行が良くなるので、肌のくすみが消え、明るさや透明感が戻ります。これは割とその場でも実感できる効果でもあります(個人差はあります)。
鍼による刺激が皮膚の真皮層に届き、コラーゲンやエラスチンの生成を活性化させるため、肌のハリや弾力がアップします。これは比較的、時間が必要です。
さらに、鍼灸院Livingの美容鍼は、体の不調やストレス軽減などにもアプローチするため、心地よいリラクゼーション効果ももたらします。
日々のストレスからくる不眠や頭痛、倦怠感などの症状も緩和することが期待できます。
美容鍼によるシワ改善の効果
美容鍼と一言で言っても、症状や悩みによって違いがあります。その中でも、気になるシワに対する改善効果はたくさんの鍼をする必要がわかってきています。
美容鍼によるシワ改善のメカニズム
美容鍼によるシワ改善のメカニズムは「自己治癒力」の活性化にあります。
たくさんの鍼(60〜80本ほど:通常は20本程度)をすることにより、皮膚の表皮や真皮で新陳代謝が活発になり、コラーゲン生成が促されます。
生成されたコラーゲンは膨らみを持つため、それに伴い皮膚も引き締まり、シワも自然と減少していくことが期待できます。
ですから、美容鍼でシワを改善したいなら、たくさん鍼をする必要があります。
シワ改善の具体的な期間と効果
美容鍼は一回の施術で表皮の新陳代謝が活発になり、肌にハリとつやが出てきますが、シワを根本から改善するには時間が必要です。
1〜2週間に一回の頻度で、3〜6か月の期間が必要です。コラーゲン生成は時間を要しますが、長期間にわたる投資として自身の美容と健康の維持に貢献する価値があります。
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美容鍼後のシワのケア方法
美容鍼とは、美容と健康を促進するために、鍼灸を利用する施術の一つです。
顔や体に鍼をすることで血行を良くし、肌の新陳代謝を促します。
ただし、その効果を長く続けるためには、施術以外の時間も適切にケアすることが重要です。
ここでは美容鍼後のケア方法について具体的にご紹介します。
施術直後のケア
施術直後は肌がデリケートで、良いものも悪いものも吸収しやすくなっています。
なるべく化粧直しなどはせず、日焼け止め程度に済ませましょう。美容パックなどは良いです(Livingでもオプションがあります)
洗顔は優しく洗います。また美容鍼の直後は皮膚が乾燥しやすいため、しっかり保湿することも大切です。
保湿には乳液やクリームなどのスキンケア製品を使いますが、なるべく刺激の少ないものを選びましょう(不安な方は、ご相談ください)。
そして出来るだけ早い時間に就寝し、肌の再生をサポートしてあげましょう。
コラーゲン生成美容鍼(以下、CIAと呼びます)は、直後にプラセンタを塗布します。なおCIAは美容鍼のオプションメニューです。
長期的なシワのケア方法
美容鍼の施術は一回ではなく、定期的に行われます。その間のケアも美しい肌を保つために重要となります。
まず、日常生活でのスキンケアを念入りに行うこと。保湿と紫外線対策は毎日行うようにしましょう。
曇っているから、夏じゃないから、今日は家から出ないから…と紫外線対策を怠るとシワの原因になります。
また胃腸の調子やストレスケアは体の治療でおこなっていきますが、体に悪い習慣を続けていると効果を実感できません。
バランスの良い食事と適度な運動、充分な睡眠が取れるよう、治療を受けない日も気をつけていただけると良いですね。ストレスのコントロールも重要です。
美容鍼と他のシワ改善方法の比較
シワ改善のための美容鍼は人気がありますが、他の方法と比較して考えると、前述の美容鍼の優れた点だけでなく、それぞれの特性を把握し、効果と利点、リスクや限界を明確に理解していくことも必要です。
レーザー治療(美容外科)との比較
レーザー治療は即効性があり、時間とコストを省くことができます。しかし、実施後の注意事項やダウンタイムなどあり、日常生活に制約が出てしまうことがあります。
一方、美容鍼は時間はかかりますが、大きな副作用やリスクはなく、敏感肌の人でも安心して受けられます。
化粧品との比較
化粧品によるケアは日常的に取り入れやすいものですが、使用する成分によっては肌質に合わない場合もあります。
その点、美容鍼は誰でも受けることができますが、美容鍼は化粧品のように自分ではできません。
それぞれメリットデメリットがあり、ご自身のライフスタイルや価値観に合わせて選ぶことが大切です。
おすすめは美容鍼と化粧品の併用です。
自宅ケアとの比較
家庭でできる美容マッサージ、食事バランスの改善など、継続的な努力が肌への良い影響をもたらします。
しかし、深層部までの改善は自宅ケアだけでは難しいです。また、自己判断による間違ったケアが皮膚の状態を悪化させる可能性もあります。
一方、美容鍼は肌だけでなく、健康に良い効果も期待できます。
ただし、やはり自宅ケアと美容鍼、お互いに関係があります。美容鍼を受けたから暴飲暴食する・独自のケアをしているから専門家のサポートは必要ないでは難しいです。
美容鍼による肌へのアプローチと自宅でのケア(美容鍼後のケア方法参照)で、理想の肌へと導くことができます。
シワでお悩みでしたら、まずはご相談ください。