交通事故後のむちうちは、痛みによる日常生活の影響や保障など、不安なことがたくさんあるかと思います。
少しでも不安の解消ができるよう解説しておりますので、ご覧ください。
なお、健康保険を使った整骨院への通院は、不利になる理由なども書いています。
通院の判断材料にしてただけたらと思います。
むちうち治療のリビング整骨院
鍼灸院Livingでは鍼灸師として従事していますが、柔道整復師という資格も持っている中野です。
実は、私も過去3回事故に遭ったことがあります…。
一回目は20歳頃、2回目は27歳頃、3回目は37歳(2021年6月)…すべて後ろからの追突です。
20歳の時は、まだ柔道整復師の専門学生だったので、訳がわからず、不安を感じながら通院していました。
きっと、あなたも不安でいっぱいだと思います。
- いつまで続くんだろう
- ちゃんと保障されるのかな
- 後遺症は残らないかな
- 途中で打ちきられたら…
他にも不安を抱えていませんか? 交通事故は不慣れなので、一番は「どうすればいいかわからない」だと思います。
何かサポートできることがあるかもしれませんので、ご相談ください。
交通事後の治療で面倒なこと
交通事故2回目以降の私の心境は「ああ、これから色々面倒だな」が本音です。
27歳の時は特に最悪で、相手が任意保険未加入者でした。
示談まで全て自分で行わなければならず、修理代など催促メールなど疲れ果てました(今はルールが変わって自身の加入している会社がしてくれると聞きましたが)。
むちうちは保険会社のとやりとりが面倒
書類や定期的な症状の説明をしなくてはいけません。
担当者さんによっては、全くしなくても良い場合がありますが、おそらく提出されている診断書や記録など、整骨院の先生が対応してくれているんだと思います。
とはいっても、私が担当した患者さんでも、打ち切りの話が出たりすることもあります。
これは車両の損傷具合が大きく影響している部分もあります。
リビング整骨院では、保険会社担当者さんからの問い合わせは、痛みの状態は伝えていただいて、あとは「全て先生に任せています」とおっしゃっていただいて構いません。
なかなか自分で説明するのは難しいかと思いますので。
できるだけ、やりとりが少なくなるよう、私たちがサポートしています。それでも、お手間がかかるかもしれませんが…一緒に日常を取り戻していきましょう。
むちうちでは定期的な通院が必要
これまで整骨院や鍼灸院に通っていなかったのであれば、通院時間・治療時間は、新たに確保しなければならず、ストレスに感じます。
37歳で事故に遭った時は、首がまわらないので、左右の確認ができませんでした。
その状態で、ちょっと遠くの整形外科と職場近くの整骨院*に休みの日などを使って行くのは大変でした。
*自分で自分の治療はできません
こんな面倒な通院ですが、万が一、後遺症(障害)が残ってしまった場合に、通院歴はかなり重要な要素ですので、しっかり通院してくださいね。
むちうち(頸椎捻挫)の症状
交通事故の後で一番多いのは、やはり「むちうち」(整骨院では頸部捻挫、整形外科では頸椎捻挫など)です。
後ろからの追突など、頭が前後に大きく揺さぶれることで起こります。
この時、筋肉に過度なストレス(引き伸ばしや捻れ)がかかっているのです。
むちうちの症状
むちうちの症状としては、首の痛み・動きの制限・頭痛・しびれなどです。
ひどい方だと寝返りをすると痛くて寝れないという方もいます。
首と肩甲骨をつなぐ筋肉が衝撃で固まってしまい、腕をあげると痛いこともあります。
横からぶつけられた場合やハンドルを握っていた場合は、肩関節にストレスがかかることもあります。
痛みがあるなら、首だけでなく肩のレントゲンも整形外科でお願いしましょう。
むちうちと頭痛
首の筋肉が緊張するために、むちうちと合併して頭痛、吐き気を感じる方もいらっしゃいます。
首の痛みや緊張が和らいでくると同時に、頭痛の頻度も低下していきます。
ただし、バレー・リュー症候群の場合は、症状が続くことがあるので、長引いているなら医師に相談しましょう。
目安は2〜4週たっても頭痛の頻度が変わらないので、あれば早めに相談してください。
事故直後から頭痛がある場合は、医師に相談してMRIなどの画像を早期にお願いしましょう。
バレー・リュー症候群に注意
交通事故による首の症状で注意が必要なのは、バレー・リュー症候群です。
簡単にいえば、首の痛みと自律神経失調症(特に交感神経が刺激された)を合併した感じです。
ですので、めまいや吐き気、ふらつき、耳鳴り、眼精疲労などの症状がでることがあります。
他覚所見が取りづらいので注意が必要です(続くようでしたら、医師に相談してみてください)。
自律神経系でしたら、鍼灸でも少しはお力になれるかもしれませんが、むちうちので通院は、整骨院か整形外科のどちらか、または併用が原則になります(併用がおすすめ)。
交通事故で腰が痛くなることも
交通事故後に、筋肉痛のように痛かったり、動かした時だけなど様々ですが、腰が痛くなることもあります。
追突時の座っている姿勢などによって、腰椎や腸腰筋などの筋肉に捻れのストレスがかかるからです。
交通事故後に少しでも違和感があるなら、必ず腰もレントゲンを撮ってもらってください。
これまでみてきたような痛みなどがありましたら、まずはリビング整骨院にご連絡ください。
むちうちで整骨院/治療のながれ
リビング整骨院で、交通事故後のむちうち治療を受けるための流れを説明していきます。
前提として、整形外科の受診が終わっていない・加害者の任意保険担当者さんに連絡していない場合は、リビング整骨院での施術は受けられません。
以降は、受診や保険会社に連絡が済んだ後の流れです。
事故の日時や症状をお伺いします。 わかる範囲でお話しください。 事故車両の写真などありましたら、お見せください。
症状のある箇所の可動域検査、握力検査、神経学的検査(ジャクソン・スパーリングテストなど)を実施します。なお、整形外科での診断書に基づいた施術しか行えません。 首以外にも腰や股関節など痛みや違和感のある場合は、必ずレントゲン撮影をお願いします。
問診や検査の結果から最適な通院回数や、おおよその通院期間をお伝えします。
事故の状況、筋肉、関節の状態に合わせて、最適な力加減・刺激、方向を決めて施術しています。
直後は痛みが強かったり、動かせないことも多いので、少しずつ筋肉を緩めていきます。 ボキボキしたり、無理なストレッチ、強くもみほぐしたりなどはしませんので、安心してください。
むちうち治療の次回予約を取って、終了となります。
むちうちの症状、いつまで?
むちうちの症状は、程度にもよりますが、2週間〜3ヶ月くらいかかります。
むちうち以外に神経症状(しびれや感覚障害)があれば、長引くこともあります。
いずれも、筋肉の緊張、靭帯、血流など様々な要因が絡んでいます。
もちろんほったらかしでも軽快することもありますが、1日でも早く日常を取り戻すためにも通院されてください。
むちうちの治療期間
軽い場合でも1〜2ヶ月は継続した治療を受けてください。
理由は示談後、自賠責保険などを使った治療を再開できないからです。
むちうちに限らず、改善していく過程は、良くなったり悪くなったりを繰り返します。
一度、良くなったとしても、そこから最低でも1週間くらいは継続しておいてください。
3ヶ月*くらいを目安にしていただけたらと思いますが、1日でも早い日常への復帰を心がけております
*事故の状況や症状により期間は様々ですので、一度ご相談ください。
むちうちの治療回数
むちうち治療の治療開始初期は、状態により週2〜4回以上です。
もちろん、症状が落ち着いていて、安定してくれば回数は減らしていきます。
リビング整骨院だと、そんなに通うのは難しいという場合は、通える整骨院か整形外科に通院・転院されることをお勧めします。それくらい治療回数は重要です。
リビング整骨院での治療費は?
自賠責保険での通院が可能
リビング整骨院では、自賠責保険を使ったむちうち治療が行えます。
健康保険での通院は整形外科を優先
リビング整骨院でも健康保険で通院はできますが、第三者行為の手続が必要です。
ただし、整形外科と併用ができないことや後遺障害が残った時に不利になることもあるので、基本的にはお断りしております(関連記事参照)。
できるだけ整形外科受診を優先されてください。
通勤中の交通事故は労災
通勤中の場合は労災での通院となります。
ただし、過失割合・損害の状況などで有利・不利があります。
詳しくは弁護士さんに相談されてください。
むちうち(頚椎捻挫)はリビング整骨院
整形外科では、あまり治療してくれない、通院が難しいなどありましたら、リビング整骨院にご相談ください。
必ず保険会社に通院することを伝えてくださいね。
もしわからなければ、気軽にお問い合わせください。
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