花粉症の症状を、できれば薬に頼らず抑えたい、という方。
ハーブティーを飲んだり、ワセリンを鼻に塗ったり、ツボ押しをしているかもしれません。
それでも辛い、そんな花粉症でお困りの方は、
- なぜあまり効果がないのか
- いつから始めれば良いのか
- ピーク時にどうすれば良いのか、
今から確認してみてください。
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筆者プロフィール

鍼灸師・柔道整復師
中野 妥昭(なかの やすあき)
柔道整復師取得後、整形外科に勤務。整骨院開業後は国民体育大会(競泳競技)にトレーナー帯同。自身も競泳で腰や膝を痛めて、リハビリに通院していたことから治療院に興味を持つ。未だに左膝は悪く、自分の体で実験をしながら、良いものを患者さんにフィードバックしています。
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花粉症対策は時間がかかる
お茶(ハーブティーなど)を飲んだり、花粉症のツボを押したりするのは、とても良いことですが、即効性はあまりありません。
普段から飲んだり、ツボを刺激したりしておくと、花粉症のピーク時が楽かもしれません。
ご自宅でお灸をすることも、とても良いことですが、今ある花粉症の症状を抑えるには、刺激が弱かったり、気の流れを無視した施灸(お灸をすること)になったりと、もったいないことも少なくありません。
花粉症に良いとされる、お茶やツボはピークになる前から始めておきましょう!
2025年花粉(スギ・ヒノキ)は例年より「多い」
2025年 春の花粉飛散予測(第4報)では、九州の花粉は例年より多く、昨年より非常に多いそうです。
僕自身は例年よりは楽ですが、鼻が詰まる時があるし、睡眠の質もやや低下しているのか、日中眠気があります。
花粉症ピーク期は鍼灸治療がおすすめ
花粉症ピーク時は、その日の状態に対して鍼灸でアプローチします。
「鼻詰まりをなんとかしたい」と感じたら、その日でも鍼灸を受けることで、和らぐことが期待できます。
それでも症状が辛ければ、毎日でも鍼灸治療を受けていただくと良いです。

お灸をすると3〜4日くらいは軽減してます。なので、毎日しなくても大丈夫です(今年は特に目のかゆみが辛くて嫌なので、2日に1回程度お灸してます)。
予防期の鍼灸治療が功を奏して、症状が抑えられていれば、維持するために週2回くらいを継続していただければ、今より楽に過ごしていただけます。
花粉症の予防は根本治療
鍼灸の考え方には脾経(胃腸)が弱ると、肺経(呼吸器)を補えなくなり、肺経による体のバリア機能が低下します。
胃腸系が弱いと、外敵から身を守れず風邪やアレルギー症状が起こってしまいます。
飛散および症状のピーク前に花粉症の鍼灸治療をしているかどうかで辛さが変わります。
花粉症になる人の鍼灸的特徴
- もともと胃腸が弱く軟便が多い
- 舌に白い苔が厚くのっている
- 背中や首の緊張
- 特に肩甲骨と肩甲骨の間
- ふくらはぎの冷え
- 寒暖差アレルギー持ち
ご自身の便や舌の状態、ふくらはぎ冷えなど確認してみてください。
花粉症予防の鍼灸治療
2月、3月がピークの方を例として説明していきますね。
2月・3月が花粉症のピークの方は、12月くらいからのケアをおすすめしております。


予防期は週1〜2回程度の鍼灸治療をおこない、2〜4ヶ月で体質改善を狙います。
体質とは胃腸系の不調や冷えに対する鍼灸治療をおこないます。ハーブティーや自宅でのツボ押しなども合わせると、なお良いです。
また肩こりが酷い場合は、花粉症ピーク時に鼻詰まりや目周りの重だるさの原因になることもあるので、同時に改善を狙います。
予防期の目的は、花粉症ピーク期の鼻水や鼻詰まり、目のかゆみなどの症状を和らげることが目的です。
花粉症の鍼灸治療まとめ
どの時期に、どの鍼灸治療を、どういった目的で受けるか、なんとなくお分かりいただけましたか?
簡単にまとめましたので、ご覧ください。
鍼灸施術の頻度と目的、効果的な開始時期など | |||
---|---|---|---|
開始時期 | 花粉症ピーク2ヶ月前 (例:11月〜) | 花粉症ピーク期 (例:2月) | 花粉症ピーク後 (例:3月中旬〜) |
施術頻度 | 週1〜2回 | 週2〜3回または 症状が辛い時に都度 | 2〜7回ほど追加 |
目的 | ピーク期に症状を抑えるため 体質改善をおこなっていく | 辛い症状に合わせて都度、 ツボを選択して緩和を目指す | 粘っこい鼻水、肩こりが 残っていたらおこなう。 |
花粉症の鍼灸治療を相談
花粉症の鍼灸施術時間
1回 20〜30分程度
初回のみ問診がありますので合計60分ほどお考えください。美容鍼灸(7900円〜)と組み合わせることも可能です。気軽にご相談ください。
花粉症対策施術料金
1回 4,400円
16回券 59,200円(1回あたり3,700円)
初回は検査料(1500円)が必要です。
症状の緩和を目的とした施術となります。体質までアプローチする場合は通常の鍼灸治療をご利用ください。

