2023年5月8日に5類(季節性インフルエンザ相当)になりました。
そこで、2類から5類に変わるとどうなるのか解説していきます。
なお5類変更後も、鍼灸院Livingでの感染対策は継続していきます。
筆者プロフィール
鍼灸師・柔道整復師
中野 妥昭(なかの やすあき)
柔道整復師取得後、整形外科に勤務。整骨院開業後は国民体育大会(競泳競技)にトレーナー帯同。自身も競泳で腰や膝を痛めて、リハビリに通院していたことから治療院に興味を持つ。未だに左膝は悪く、自分の体で実験をしながら、良いものを患者さんにフィードバックしています。
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そもそも感染症の分類とは
感染症は感染力や感染した時の重症度によって5つに分類されています。
感染症 分類 | イメージ (中野が国試で覚えた) | 疾病の一部抜粋 |
---|---|---|
1類 | 出血と熱が出そうな物 | エボラ出血熱・痘そうなど |
2類 | 主に呼吸器系 | SARS・結核など (新型コロナは今ここ) |
3類 | 腸に関係があるもの | コレラ・細菌性赤痢など |
4類 | 動物を介して感染するもの (1、2、3、5以外) | 狂犬病 |
5類 | 聞いたことがある感染症 | 季節性インフルエンザ A・E型肝炎 後天性免疫不全症候群(AIDS)など (新型コロナ5月8日からここになる予定) |
参考▶︎厚生労働省健康局結核感染症課【資料3】感染症の範囲及び類型について(PDF)
数字が大きくなるほど、重症度や感染の広がり方が低くなっていきます。
現在、新型コロナは新型インフルエンザ 等感染症に指定されていて、わかりやすく2類相当となっていました。
そのため、2類の入院の勧告や措置、消毒などの措置に加えて、交通の規制などが行えるようにいなっています。
交通規制が行えるという意味では、1類相当なのでは?と感じたりますが。
新型コロナが5類になると…
- 治療費の一部自己負担
- 療養期間が原則なくなる
- マスク着用の緩和
などが大きく変わることになります。
新型コロナの治療は健康保険で
ワクチン接種や入院・治療などは現在、公費負担でおこなわれているので無料です。
2類相当から5類になると、季節性インフルエンザと同じになるということ。
つまり治療は健康保険による1〜3割負担となり、ワクチン接種はインフルエンザワクチンと同じ全額負担になります。
5類になると感染数は増えてしまうことも予想されるので、いきなりではないにしても、段階的に公費負担がなくなるか、一部になることが考えられます。
療養期間が原則なくなる(保育所・学校除く)
新型コロナ陽性者は「7日経過、かつ症状軽快後24時間経過した場合には8日目から解除」、濃厚接触者は「陽性となった方と最後に接触のあった日の翌日から5日間」となっています。
しかし季節性インフルエンザは、学校保健安全法によって「発症後5日経過かつ解熱後2日」の出席停止期間が定めらていますが、就業に関しては制限はありません(*)。
つまり5類になると現在の新型コロナのような「7日経過〜」などの療養期間は原則なくなるということです(濃厚接触者もなくなるということかも)。
*就業規則には規定があると思うので、出勤停止期間、給与の有無、有休使用の可・不可など、ご確認ください。
マスク着用は個人の判断に
5類になると、季節性インフルエンザと同じなので、マスク着用も原則必要ありません。
症状のある人や予防したい人がマスクを着用するだけになっていきます。
5類見直しに先立って、2023年3月13日にはマスク着用について個人の判断になります。
参照ページ▶︎NHK NEWS WEB | マスク着用 “来月13日からは個人の判断で” 政府が決定
施術中やトレーニング中、自由にマスクの着脱をおこなってください。
マスク着用が推奨される場所や人
- 高齢者や免疫に不安のある(持病などある)方
- 混雑する場所、感染リスクの高い場所(病院など)にいく方
- 発症(発熱や咳など)している方
新型コロナが5類になると/まとめ
- 医療費は一部自己負担
- 療養期間が原則なくなる
- マスク着用は3月13日から個人の判断
と制限が緩和されていきます。
新型コロナを発症していても、治療費が一部自己負担になるため、病院に行かずに仕事をする人も出てくるかと思います。
なので、感染数が増えることが予想されます。
だから基本的な対策(感染しない・させないように・健康管理)で引き続き予防していくことが大切です。
なので、、、
Livingでは新型コロナ感染対策を継続
鍼灸師はマスク着用継続
飛沫からの感染をマスクだけで防ぐことは難しかもしれません。
ですが、感染させない(できるだけ飛沫を飛ばさない)ことはできると考えています。
また多くの方と接する鍼灸師が、マスクをしていないことに不安を感じる方も少なからずいらっしゃるかなぁと思ったり。
なので、当面の間、施術中の鍼灸師はマスクを着用していきます。
スタッフの体調管理/発熱時はお休み
発熱時や咳があまりにも酷い場合は、お休み、または途中で退勤いたします。
当日に予約の変更をお願いすることもあるかと思いますが、何卒、ご容赦いただきますよう、お願いいたします。
時間帯やご都合などによって入れ違いが起こり、なかなか緊急の連絡がお伝えできないことがあります。
そのため緊急の際は、まずLINEでお伝えしておりますので、ご登録いただけると幸いです。
感染が気になる方はマスク着用を
現在、施術中もマスク着用をお願いしておりますが、屋内でのマスクが原則不要になったら(2023年3月13日以降)、施術中はマスクを外していただいて構いません。
マスク着用が推奨される場所や人に当てはまる方は、引き続きマスクを着用してください。
発熱時は予約の変更を
新型コロナに限らず、発熱時は予約の変更をお願いいたします。
また咳があまりに酷い場合も変更をお願いいたします。
どちらも鍼灸治療をすることで、熱が高くなったり、極度のだるさが出ることがあります。
また咳が酷いと体の動きがありすぎて、背部への鍼が危険な場合があります。
もちろん、鍼灸治療によって咳の症状を和らげることも期待できますが、その際は手足のツボを使ったり、お灸に止めるなどになります。
あらかじめ、ご了承ください。
アルコール消毒について
Living入口から入って右手に、アルコール消毒液を置いていましたが、常在菌が減って抵抗力が落ちるため、撤去いたしました。
各部屋には消毒のボトルを置いております。気になる方はご利用ください。
消毒につきましても、色々な考え方があるかと思いますが、マスクと同じように「強制感」がないようにしたいと考えて撤去しました。
施術室3部屋に空気清浄機
施術室にはダイソンの空気清浄機を設置しています。
北九州市の補助金(2020年9月15日まで)でいただき購入しました。
換気について
Livingに限らずですが、整骨院・鍼灸院は法律により、換気は法律で決められています。
(施術所の構造設備基準)
引用元:第十八条 法第二十条第一項(PDF)より一部抜粋
三 施術室は、室面積の七分の一以上に相当する部分を外気に開放し得ること。た
だし、これに代わるべき適当な換気装置があるときはこの限りでない。
ですから、常時換気しており、さらに窓も開放していますので、換気は十分おこなっています。
トイレの手拭きタオルも個別
トイレの手拭きタオルは、一枚ずつ用意しておりますので、手前からお取りください。
使用済みタオルは右手前の箱に入れてください。
*トイレにも消毒液を置いています。
その他の対策
ベッドやフェイス枕の都度消毒や着替え、フェイスタオルの都度洗濯(使い回さない)、施術スタッフの手指消毒などは、以前からおこなっています。
引き続き、徹底しておこないます。
当日、体調が悪い時
発熱はもちろん、咳など症状が強い場合は予約を避けていただきますよう、お願いいたします。
ただし、喘息などの症状など、経験あるような状態、病院に行ったけど単なる風邪と診断された、ということでしたら、施術を受けられます。
一度、医療機関にご相談いただきますよう、お願いいたします。
安心して通院できるように
引き続き、皆様がお互いに安心して通院いただけるよう、改善しながら取り組んでいきます。
少しでも不安なことがあれば、気軽にお問い合わせください。
北九州小倉北区の鍼灸院Livingでは、新型コロナウイルス感染・拡大予防対策を行っております。
スタッフの健康管理はもちろんですが、店舗内では以下の対策をしています。
鍼灸は免疫力のサポートができる施術です。
免疫力サポートのため、必要な感染対策を行いながら、引き続き営業したします。
ご不明な点は気軽にお問い合わせください
その他、気になることなどありましたら、気軽にお尋ねください。
これからも様々な感染症に触れることも増えることが考えられます。
東洋医学は免疫に対しても効果が期待できる治療法です。
ただ「なってしまった」時ではなく、なる前の予防が得意なことも事実です。ちょっとでも体調が…と感じたら、ぜひご相談ください。