
ぎっくり腰をしたら冷湿布のがいいの?



よく聞かれる温冷シップ(湿布)問題ですが、どちらも痛みを抑える成分を浸透させているだけなので、基本は気持ち良い方を選んでください。
基本は冷やす(冷湿布)を選んでください。
ぎっくり腰後の冷やし方・冷湿布の使い方を説明していくので、参考にしてみてください。
病院や整骨院、鍼灸院に行ける方はぎっくり腰の炎症期間を目安に受診することが良いです。


シップ(湿布)の使い方
シップの「痛みを抑える成分」が浸透するのに、だいたい90分〜2時間くらいかかります。
反対に2時間以上貼っても意味がないので、特に肌の弱い方は、60〜90分くらいで剥がしても良いです。
肌を少し休ませてから、もう一度新しいのを貼るなど工夫してみてください。
痛みを抑えるだけなら、肌の弱い方の場合、無理にシップ(湿布)を使う必要はありません。
頭痛薬や生理痛の時に飲む痛み止めでも代用は可能です。
かかりつけ医や薬剤師・登録販売者の指示に従い、容量・用法を守って正しく使ってください
ぎっくり腰のアイシング(冷やす)方法
アイシングは、水で洗った氷をビニール袋(あれば氷嚢)に入れて、10〜15分冷やす+5分休憩+10〜15分冷やすと良いです。
最近では急性腰痛(ぎっくり腰)などでも、早期に温めることが良いのでは?となっているそうです。
冷やすことで筋肉の修復が遅れるという研究結果もあるとのこと。
まだ明確なエビデンス(証拠など)は出ていないようなので、ひとまず急性期(ぎっくり腰直後)はアイシングで覚えてください。
期間としては受傷後、1〜3日くらいはアイシングすると良いです。
ただし、この期間であっても患部に熱感がなければ、無理にアイシングの必要はありません。
反対に4日経っても熱感がある、仕事終わりに痛みと熱感がぶり返すなどの場合は、お風呂上がりにアイシングすると良いでしょう。
絶対に冷凍庫から出してすぐの氷を使わないでください(凍傷の危険性あり)。
温めるか冷やすか迷ったとき
ぎっくり腰の直後で、患部に熱感がある場合は、冷やしましょう。
最近では、冷やしすぎると回復が遅れるという研究があります。
ある程度、痛みが治ってからは温める方が良いみたいです。
ぎっくり腰であっても、お灸は早期に始めることをおすすめします。
慢性的に鈍い痛みが続いている場合は、温めると良いです。
ただ慢性的な腰痛で冷えが影響している場合は、温めるよりも冷やさないことが重要です。
夏でもエアコンの風に当たらないようしたり、レッグウォーマーをつけたりと冷やさない工夫をしてみてください。